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Melexisは統合されたIRバンドパスフィルターを搭載したユニークなQVGA解像度のToF（time-of-flight）方式センサーを発表

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SEP 15, 2021
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完全に統合されたIRフィルターを搭載したMLX75026は、システムの迷光性能を向上させます。

ベルギー、テッセンデルロ、2021年9月15日 - Melexisは完全に統合された赤外線バンドパス(IRBP)フィルターを搭載した、飛行時間型（ToF）3DカメラMLX75026の新しいバージョンを開発しました。IRBPを統合することで、レンズまたはセンサーの部品に個別のIRフィルターを含める必要がなくなりました。このソリューションは業界でもユニークです。設計の複雑さとコストを削減しながら、レンズを調達する際の設計の選択肢を増やすことができます。

Melexisは、世界的なマイクロエレクトロニクスエンジニアリング企業として、第3世代のToFセンサーをさらに拡張するAEC-Q100認定のQVGA飛行時間型センサーであるIRBPを搭載したMLX75026を発表しました。赤外線バンドパスフィルターを統合することで、別個のバンドパスフィルターを追加する必要がなくなり、設計と製造が容易になるとともに、赤外対応の適切なレンズの選択肢が増えました。

MLX75026は、ドライバーモニタリング(DMS)、車内モニタリング、ジェスチャー制御、エアバッグ展開に関連する安全アプリケーション、ヘッドアップディスプレイ(HUD)のドライバー調整、無人搬送車(AGV)、エレベータ乗降、（協働）ロボット工学などの産業アプリケーションといった、自動車のユースケースを対象としています。

Melexisの光学センサーマーケティングマネージャーのGualtiero Bagnuoliは「IRフィルターは、センサーのダイナミックレンジを低下させる可能性のある、動作環境における帯域外の赤外光を低減するために、すべてのToFアプリケーションで必須です。個別のフィルターは設計のコストと複雑さが追加されますが、IRBPフィルターを搭載したMLX75026を使用することで、エンジニアは高いコストと複雑さの両方を回避し、飛行時間センサーの利点をより簡単に実現することができます」と述べています。

適切なIRバンドパスフィルターの組み込みは容易ではありません。バンドパスを照明に適合させ、最小限のスペクトルシフトで広範囲の入射光を受け入れるフィルター（光学的にハードなフィルター）でなければなりません。これにより開口数の大きな（F値が小さい）ToFレンズの使用が容易になります。Melexisは、現在このオプションを提供している唯一のToFセンサーメーカーであり、MLX75026のバリエーションとして購入できるようになりました。MLX75026は他のMelexis第3世代ToFセンサーとソフトウェア互換性があります。

3D time-of-flight camera QVGA #melexis

IRBPフィルターを搭載したMLX75026は、1/4インチ光学フォーマットに対応するQVGA（320x240ピクセル）解像度を備え、940 nmの照明をサポートします。I2Cインターフェイスを介して設定可能で、CSI-2シリアルデータ出力を提供します。センサーの高集積化、小型化、低消費電力化と、IRバンドパスフィルターの組み込みにより、自動車、産業用、民生用のコンパクトでコストパフォーマンスの良いToFカメラの設計が可能になります。

IRBPフィルターを搭載したMLX75026のサンプル出荷を開始しました。また、小型で高性能な評価キット(EVK)も発売されます。

Xilinx Zynq Ultrascale+ MPSoCを搭載したEVK75026+は、以前のEVK75026評価キットのデータ帯域幅とフレームレートを4倍に向上させながら、機械的なサイズは約半分に縮小します。高度なピクセルキャリブレーションやフィルター機能に加え、曖昧な範囲の拡張、マルチパス分解、干渉除去など、高度な機能をオンデマンドでサポートしています。C言語で記述されたプログラミングインターフェイス(API)には、キットをMatlabとPythonの両方で使用できるラッパーが含まれています。

Melexis unveils unique QVGA resolution time-of-flight sensor with integrated IR bandpass filter

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