Melexisが新しいQVGA解像度のToF(time-of-flight)方式センサーを発表し、第3世代ポートフォリオを完成

Melexis

MLX75026は既存のMLX75027 VGA 3D ToFカメラセンサーICの半分のサイズで同一の性能を提供

2020年9月17日、ベルギー、テッセンデルロ- グローバルマイクロエレクトロニクスエンジニアリング会社のMelexisは、AEC-Q100認定のQVGA TOF(time-of-flight)方式センサーであるMLX75026の紹介及び量産開始について発表しました。MLX75026は、MelexisのQVGA ToFデバイスの第3世代であり、幅広い製品ポートフォリオに加わります。

MLX75026は、量子効率と距離精度の点で、前世代のToFセンサーの2倍以上の性能を提供します。さらに、MLX75026はMLX75027第3世代VGA ToFセンサーとのソフトウェア互換性があり、VGA解像度とQVGA解像度間の移行を容易にします。また、この新しいセンサーのサイズはMLX75027の半分で、必要とする計算能力はMLX75027 VGA ToFセンサーの30%で済みます。

この完全統合されたソリューションは、ドライバー監視システム(DMS)、手の動き、堅牢なジェスチャー認識(HMI)や車室内監視システム(IMS)などの自動車のユースケースに最適です。これは、通常の2Dイメージセンサーにとって通常は厳しい課題である、コントラストが低く太陽光が強いシーンに対して本質的な堅牢性を提供します。これにより、MLX75026は、データの信頼性と可用性が重要なアプリケーションに最適となります。また、このデバイスは、堅牢な人数のカウントや立体物検知/障害物検知など、QVGA解像度が適切となる他の市場やアプリケーションも対象としています。

MLX75026は、1/4インチ光学フォーマットに対応するQVGA(320x240ピクセル)解像度を備え、850 nmと940 nmの両方の照明をサポートします。ICは、I2Cインターフェースを用いて設定可能で、CSI-2シリアルデータ出力を提供します。小さなフォームファクタ、シンプルな電源要件、PCB上の非常に低消費電力と少数の外部コンポーネントにより、コンパクトでコスト効率の高いToFカメラの設計が可能になります。

提供時期:サンプル(現時点)、評価キット(2020年11月)。



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