Melexis、無料のオンライン電流センサーシミュレータを発表

直感的なオンラインツールにより、電流測定設計の簡素化を実現
2022年7月5日、ベルギー、テッセンデルロ - Melexisの新しい電流センサーシミュレータは、同社独自のIMC-Hall®技術を使用して電流検出ソリューションの設計と実装を簡素化します。このツールにより、お客様はデバイスやシールドの選定を適切に判断できるようになります。
Melexisは、IMC-Hallポートフォリオからセンサーを迅速に選択するための使いやすいWebアプリケーションである電流センサーシミュレータを発表しました。このインタラクティブなツールの使用により、設計プロセスは大幅に加速し、磁気センシングの経験が浅いエンジニアでも当該技術の恩恵を受けることが可能になります。ユーザーはWebインターフェース上でパラメータを入力することで、具体的な設計要件を記述することができます。このツールは、それに基づいて、適切な部品番号と関連する強磁性コンセントレータ(シールド)を推奨します。また、このツールはトータルエラーバジェットを提供するため、温度と電流の検出範囲全体にわたってパフォーマンスを瞬時に見積もることができます。
IMC-Hall®電流センサーICは、自動車および産業用アプリケーションで広く使用されている非接触型の高精度な電流測定を提供します。コア技術に比べ、表面実装が容易であり、機械的な統合がしやすいという利点があります。コアレスおよびシールドレス技術のような不便さはありません。これらの技術は、もともと機械的な公差に敏感であり、ICをバスバーのごく近くに厳密に配置する必要があります。
Melexisの電流センサーシミュレータは、提供された要件に基づいて、センサーとシールドを自動的にペアリングします。さまざまなIMC-Hallデバイスとシールドに関連するトレードオフに関する情報をユーザーに提供します。また、シールドの非線形性を可視化し、飽和が発生するレベルを決定する機能もあります。つまり、ユーザーは飽和がどのような影響を与えるかを確認し、最適なシールドを選択することができます。
「Webベースの新しい電流センサーシミュレータツールを利用することで、お客様が設定した要件を最適なセンシングソリューションに変換することができます」と、Melexisの電流センサープロダクトラインマネージャーであるBruno Bouryは述べています。「これにより、エンジニアは経験のレベルに関係なく、IMC-Hall磁気センシング技術をフル活用できるようになりました。必要な電流範囲とバスバー幅に基づき、アプリケーションに完全にマッチしたソリューションへの迅速なルートを知ることができます。結果的に、弊社ではこのセンサーがさらに普及する可能性があるものと考えています。」
新しい電流センサーシミュレータ(www.melexis.com/current-sensor-simulator)をお試しください