Melexis、最小のオールインワンLINドライバーでリレーウィンドウリフターを推進

Melexis

コンパクトなQFN24パッケージ(4 mm x 4 mm)に48 KBメモリを搭載し、費用対効果の高いリレー式DCモーターアプリケーションを駆動します。

2022年10月20日、ベルギー、テッセンデルロ – Melexisの新しいリレー式DCモーター用LINプリドライバーICは、高出力、小型化、魅力的な価格の組み合わせを実現しています。MLX81160は、同社の互換性のある組み込みモータードライバーのGen3ファミリーに新たに加わった最新の製品です。48 KBのメモリ(付属のLINプロトコル用に16 KB ROM、アプリケーションソフトウェア用に32 KBフラッシュ)を搭載しており、ウィンドウレギュレーターなどのアプリケーションに適しています。

Melexisは、車載用快適性アプリケーション向けのモーター駆動における地位を強化するため、MLX81160を発表しました。このLINベースのプリドライバーは、高電圧のシリコンオンアイソレータ(SOI)テクノロジーを活用することにより、12 Vおよび24 Vのアプリケーションで動作する堅牢性を備えています。

このデバイスは、リレー式DCモーター制御用に広く実装されている同社のMLX81150 LINスレーブデバイスの後継デバイスです。主な用途としては、リレー式DCモーターを搭載したウィンドウリフターやサンルーフレギュレーター、外付けPN-MOSFETの電力調整機能を備えた小型DCモーターアプリケーションなどが挙げられます。

MLX81160は、AEC-Q100に準拠し、モーター駆動に必要なすべての機能要素を1つのチップに組み込んでいます。これらには、LINインターフェース、組み込みマイクロコントローラユニット、6個のPWMドライバー、3個の高電圧I/Oなどが含まれます。

追加のI/Oにより、モーターインデキシング用の専用4線式ラッチを接続できます。Melexisはまもなく新しい4線式ラッチを発売します。MLX92352の革新的な機能により、究極の柔軟性を実現します。MLX81160との組み合わせにより、完全なSense & Drive(検出/ドライブ)ソリューションが実現します。

MLX81160は、4 mm x 4 mm QFN24パッケージに組み込まれます。最先端のメカトロニクスに使用する場合、最小のPCBに収まります。

MLX81160には、性能向上やコスト削減、小型化に加えて、他にも重要な利点があります。これらには、より高速なプログラマビリティ(32KBフラッシュを2.5秒未満で完了)およびASIL B機能安全機能が含まれます。さらに、デュアル電流センシング機能により、リップルカウントや複数のDCモーターの駆動が可能です。

「MLX81160の価格/性能特性が意味するものは、これらによりティア1(一次請け)のお客様が自動車OEMパートナー向けに競争力のあるメカトロニクスシステムの開発が可能になるということです。ミッドレンジのウィンドウリフターなど、価格志向型のDCモーターにデジタルインターフェースのメリットをもたらします。」Melexisの組み込み型モータードライバーのプロダクトラインマネージャーであるMarc Lambrechts氏は述べています。「弊社の経験豊富な組み込み型アプリケーションエンジニアのチームが、正しい設計の実装およびプロジェクトの迅速な完了のために対応します」。

詳細については、www.melexis.com/MLX81160をご覧いただくか、sales@melexis.comまでお問い合わせください。


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