Melexisは、3D磁気位置センサーで市場の概念を打ち砕く

Melexis

最新の回転位置検出/ストローク位置検出デバイスは高度な機能に焦点を当てることにより、経済的なソリューションを提供

ベルギー、テッセンデルロ、2022年6月16日 - MelexisはMLX9042xシリーズを発表し、3D磁気位置検出ソリューションのポートフォリオを拡大しました。これらのセンサーは、過酷でノイズの多い環境下で、広範囲の温度範囲にわたって絶対位置を正確かつ安全に測定する必要がある、コスト意識の高い自動車業界のお客様を対象としています。

このソリューションは、主にパワートレイン用アクチュエータ、トランスミッション用センサー、ペダル位置センサー、シャシー用センサーなどのアプリケーションに携わる自動車業界のお客様を対象としています。また、産業界のお客様にも、このソリューションによる改善効果が期待できます。

MLX9042xデバイスは、Melexisが開発したTriaxis®ホールセンサー技術に基づき、アナログ信号処理、データ変換、信号処理、および出力ステージドライバーを備えています。

このシリーズのデバイスは次のとおりです。

  • MLX90421:回転式/ストローク式用(アナログまたはPWM出力)。
  • MLX90422:回転式/ストローク式用(SENT出力)。
  • MLX90423:ストローク式外乱磁場耐性型(アナログ、PWM、SENT出力のいずれかをプログラムで選択)。
  • MLX90425:回転式360°外乱磁場耐性型(アナログまたはPWM出力)。
  • MLX90426:回転式360°外乱磁場耐性型(SENT出力)。
  • 今後、さらに多くのデバイスがシリーズに追加される予定です。

一度でEMC試験をパスするために、MLX9042xはMLX9037xファミリーの製品と同様の性能を提供します。1回の試験サイクルで済むため、設計を迅速に進め、コストを低く抑えることができます。逆極性を含む高い絶対最大定格(AMR)により、電気的過負荷による品質インシデントの数を減らし、さまざまなOEM要件の達成を可能にします。

ASIL B対応(ISO 26262準拠)のこれらのデバイスは、機能的に安全なアクチュエータやセンサーの設計を可能にし、自動車の安全な運転を保証します。シングルダイバージョンのほか、より高い安全性と可用性を必要とするアプリケーション向けにデュアルダイバージョンを用意しています。

また、160℃の動作温度をサポートすることも大きな特長です。この高温機能により、小型エンジンコンパートメントやスタートストップ条件によってヒートソークが増大するような高温環境での位置検出アプリケーションが可能になります。

Melexis MLX9042xデバイスはすべてAEC-Q100に完全に適合しています。これらのデバイスは、SMDパッケージ、またはSMP-3/SMP-4 PCBレスパッケージ(センサーとEMCコンデンサーが1つのモールドに統合)で提供されます。

サンプルの入手可能の有無:

  • MLX90421/22:SOIC-8/TSSOP-16/DMP-4/SMP-3/SMP-4パッケージで入手可能。
  • MLX90425/26:SOIC-8/SMP-3パッケージ(順次対応予定)で入手可能。
  • MLX90423:2022年11月からオーダーに対応。

MLX90423、MLX90425、MLX90426は、回転/ストローク位置検出アプリケーションにおいて外乱磁場(最大5 mTまたは4000 A/m)をキャンセルすることができます。

「MLX9036x製品ファミリーの成功に基づき、コア機能をすべて維持したままコストを最適化したシリーズが登場しました。さらに、機能の安全性とEMCの強化に加えて、動作温度と外乱磁場機能の向上を図りました」と、Melexisの位置センサーのグローバルマーケティングマネージャーであるDieter Verstrekenは述べています。「これにより、当社は競合他社と一線を画すことができます。つまり、弊社は、必要な機能をお望みの価格でお客様に提供できます。」

Melexis MLX9042xシリーズの詳細については、以下のリンクを参照してください。www.melexis.com/MLX9042x


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