Melexis、第二世代Triaxis® レゾルバモーター位置センサを発表

新しいMLX90380は、高速動作と柔軟な貫通軸位置決めを実現
テッセンデルロ(ベルギー)、2017年11月9日 – 優れたエンジニアリング哲学を通じ未来のイノベーションを目指す世界的なマイクロエレクトロニクス企業、Melexisは、その独自のTriaxis® ホール磁気センシング技術に基づく新しい第二世代レゾルバモーター位置センサを発表します。
新しいシングルICソリューションのMLX90380は、絶対角度の測定能力により、PMSM(永久磁石同期モーター)およびBLDC(ブラシレスDCモーター)を含むあらゆるブラシレスモーターに対応します。自動車の電化が進行に伴い、ますます拡大する自動車アプリケーションに理想的です。
この高精度センサーは、2マイクロ秒のサンプリングと8マイクロ秒の出力リフレッシュレートにより、自動車の電動パワーステアリングモーターおよびスーパーチャージャーなどの高速回転用途に適しています。MLX90380は、サインおよびコサインのアナログレシオメトリック出力を提供し、その他のオプションには、10ミリテスラから70ミリテスラまでの感度と磁場軸に対する3つの異なる構成を選択可能です。
MLX90380独自の機能により、軸終端または貫通軸用途にいずれにも取り付けが可能です。設計者は、正しいオプションコードを選択するだけで、MLX90380と組み合わせてリング磁石を使用することにより、軸上の任意のポイントで回転と位置を測定できます。
製品マネージャーのPeter Vandersteegenは、新しいMLX90380について次のように述べています。「第二世代のTriaxis® に基づくこのデバイスは、特に性能と取り付けの柔軟性に関して大きな一歩を踏み出しました。最新のアプリケーション、特に自動車における省スペースの課題に対応する必要のある設計者に、この小型のデバイスは、高性能の回転測定ソリューションを実現するための数多くのオプションを提供します。」
MLX90380は-40℃〜+150℃で動作し、工業および自動車など過酷なアプリケーションに最適です。標準バージョンは小型SOIC-8パッケージ、完全冗長バージョンはTSSOP-16パッケージで提供されます。
安全性が極めて重要な車載用途に対応するため、ISO 26262のドキュメントを提供可能です
MLX90380は、Melexisの小型ドライバIC MLX81310またはMLX81315との使用が可能で、スマートバルブの駆動の位置検知が精度よくできるため、バッテリーまたはエンジンを効率的に冷却できます。また、MelexisのBLDCモーターICであるMLX81205-06-07-08とも使用でき、スマートポンプのローター位置のトラッキングと、適切なトルクでのポンプの効率的かつ動的な制御が可能です。
MLX90380 product flyer (PDF - 419 KB)
Video: MLX90380 magnetic resolver explained (0:58):